パ ドカトル


あらすじ

 

 

「パドカトル」(Pas de Quatre)は、1845年に初演されたバレエ作品です。

 

ジュール・ペローがチェーザレ・プーニの作曲により振り付けた1幕の作品で、1845年7月12日にロンドンのハー・マジェスティーズ劇場で初演されました。

「パ・ド・カトル」には物語のようなストーリーはなく、プリマ4人が順番に踊り、繊細で軽やかなムーヴメメントのあるロマンティックバレエの典型です。そのためシンプルにダンサーの踊り、表現に注目が集まります。

 

この作品は、当時著名だった4人のバレリーナ、登場順にルシル・グラーン、カルロッタ・グリジ、ファニー・チェッリート、マリー・タリオーニが一度に同じ舞台に登場するということで評論家や一般の観客にセンセーションを起こしました。

 

また踊る順番について、キャリアの長いタリオーニが最後に踊ることは他の3人も同意していましたが、その前に踊るのは誰かという件で チェッリート とグリジが諍いを起こしたそうです。

 

グラーンは、代役で若手ながら抜擢されていたというエピソードもあります。 実力があり、自身に誇りを持ったダンサーによる、技を競い合う様な振りがあるのも「パドカトル」の見所です。

 


役柄・登場人物一覧

 

タリオーニ
グリジ
グラーン
チェリート

・参照サイト:スタジオマーティ