パリの炎


あらすじ

 

                        第1幕第1場
舞台は1792年、革命の気運が高まる南仏マルセイユ郊外のボールガール侯爵の領地。
村娘のジャンヌは侯爵一行に横暴な仕打ちを受けたところを、パリへ進軍中の義勇兵フィリップに助けられます。ジャンヌは家族とともにマルセイユ義勇軍に加わり、パリへ向かいます。

第1幕第2場
パリの王宮では国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットが舞踏会を開いています。マルセイユからパリに戻ったボールガール侯爵が、プロイセンとの密約の文書を読み上げ、国王に署名を促します。国王はためらいながらもそれに署名。
宴が続く中、ミストラルは偶然密約の文章を見つけますが侯爵に撃たれてしまいます。銃声を聞いたミレイユが駆けつけると、既にミストラルは息絶え、その手にある文章を読み、自分の使命を悟ります。

第2幕第1場
夜、パリの広場に市民が集まっています。バスク人のテレーザも先頭に立って闘志を示します。
そこへ女優のミレイザが駆けつけます。彼女が貴族の裏切りを伝えると、フィリップの先導で群衆は王の住まいであるチュイルリー宮殿を襲撃しようと意気込みます。

第2幕第2場
チュイルリー宮殿に武装した人々が宮殿になだれ込んできます。
国王一家の警護に当たっていたボールガール侯爵が逮捕され、テレーザは将校に銃で撃ち殺されてしまいます。
最終的に民衆は勝利し、宮殿を占拠します。三色旗が高々と掲げられます。

第3幕
舞台はチュイルリー宮殿。民衆が勝利を祝って踊っています。
そしてこの日はジャンヌとフィリップの結婚式の日でした。二人は人々の前で踊りを披露します。エネルギー溢れるダンスで自由を賛美しつつ、舞台は幕を閉じます。


役柄・登場人物一覧

 

ジャンヌ(農夫ガスパールの娘)

フィリップ(マルセイユの青年)

ディアナ・ミレイユ(女優)

アントワーヌ・ミストラル(俳優)

ボールガール伯爵

ガスパール(農夫)

ジャック(農夫ガスパールの息子)

ルイ十六世(フランス国王)

マリー・アントワネット(王妃)

キューーピッド

テレーザ(バスク人)

バスクの踊り

オーヴェルニュの踊り

アレゴリック・ダンス(自由)

アレゴリック・ダンス(平等)

アレゴリック・ダンス(友愛)


・参照サイト:スタジオマーティ