猫背改善!バレエを続けていると姿勢がよくなるって本当?

バレエをすることによってバレリーナの美しい姿勢が身に着くと、体幹が鍛えられ姿勢がよくなります。しかし、良い姿勢とはどのような姿勢のことをいうのでしょうか。そこで今回は、姿勢改善に効果的なバレエのポーズや動きを紹介します。

 

正しい姿勢とは?

正しい姿勢とは、身体のバランスが取れ、同じ姿勢を続けていても疲れないで心地よく感じられる姿勢のことです。

正しい姿勢だと、背骨の緩やかで自然なS字が保たれ、重力を分散させるため関節や首、脳への衝撃を吸収して身体への負担がかかりません。横から見たときに、くるぶし・膝・骨盤・肩・耳の位置が一直線上に揃っていて、背骨が自然なS字カーブを描いていることが理想です。

 

姿勢とバレエの関係とは?

バレエは、姿勢が良くないと踊ることができないため、バレエを続けていると姿勢が良くなり、更に身体に3つのメリットがうまれます。

 

・つま先立ちでの回転やジャンプ、ステップによって体幹の筋肉が鍛えられること

・しなやかに踊るために筋肉の柔軟性が高まること

・筋力と柔軟性のバランス力が身に着くこと

 

姿勢とバランスが良くなることによって、怪我をしにくい元気な体作りに役立つのです。

 

簡単にできるバレエ・エクササイズ

足指ストレッチ

正しい姿勢を身につけるには、重心のバランスを整えることが重要になります。足裏の筋力が弱いと、かかとが重心になってしまい、姿勢が崩れてしまうのです。

 

①床に体育座りをし、その前にタオルを敷いて足を乗せます。

②足の指でタオルを掴み、土踏まずを上げながらタオルを少しずつ手前へ引き寄せていきます。

③かかとが浮かないように注意し、足指の付け根、土踏まずを使いながらタオルを引き寄せていきます。

 

また、足指でじゃんけんをするのも効果的です。

お尻歩きエクササイズ

中心軸がないと前後に進むのも困難なため、上から吊られているイメージで体を引き上げて行いましょう。

 

①床にお尻をつけて足を伸ばし、長座の姿勢をとります。

②左右のお尻を交互に持ち上げて前へ進んだら、同じようにお尻を交互に持ち上げて後ろに下がります。

③できるだけ上半身が揺れないよう、腹筋と背筋で体を支え、上半身を引き上げる意識で行いましょう。

 

この時、腹筋と背筋が正しく鍛えるため、まっすぐの姿勢をキープし姿勢が丸まらないように注意が必要です。

猫ちゃんのストレッチ

膝が床について痛い場合は床にタオルを敷きましょう。また、スペースがないときは正座をして背中を丸めたり反らしたりするだけでも効果があります。

 

①膝をついて四つんばいになります。

②腹筋を使って曲げ伸ばしすることを意識しながら背中を丸めたり、あごを上げて背中を反らしたりします。

 

このとき、真ん中の安定する位置に戻すように意識すれば、お尻が左右に揺れてしまっても問題はありませんよ。

背伸びでウォーキング・エクササイズ

足裏、腹筋、背筋のすべてをバランスよく鍛えるエクササイズです。

 

①土踏まずを上げて背伸びをします。

②かかとをできるだけ高く上げてつま先立ちになり、腹筋と背筋で姿勢を正し、体を引き上げるイメージでウォーキングします。

③疲れたら休んで膝の屈伸を行います。

 

猫背改善に効果的なポーズ

アンドゥオール

踵と踵をつけ、つま先を外に開くポーズはバレエの基本ポジションの一つで、内転筋・腹筋・背筋・足の裏・お尻の筋肉を使います。

この時、足先ではなく足の付け根からターンアウトすることを意識して外側に足を回しましょう。

白鳥のポーズ

背中を使い、大きな動きと小さな動きを交互に繰り返しながら白鳥が羽ばたく様子を表現します。手のひらを下に向け、手先・手首・ひじ・肩甲骨を手首から先は上下に、肘は円を描くように動かします。

 

オデット姫のポーズは、首がつまらないように肩甲骨は下へ向かうよう意識し、上体は腰から曲げないように注意しましょう。手はアンオーからアロンジェにして後ろへ反り、カンブレをする時は鎖骨を天井に向けるイメージで後ろへ伸ばします。

 

まとめ

バレエをすると筋力が鍛えられ、柔軟性が増すことで姿勢が良くなります。しかし、猫背を改善させることを意識して背中にばかり気にしていると「反り腰」になる危険性もあります。

バレエには姿勢改善に繋がるポーズが他にもたくさんあるため、バランスよく鍛えましょう。

 

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