バレエをすると足が伸びる?きれいな足を作るための秘訣とは

バレエダンサーの美しい足の甲のラインと足先のアーチは、バレエの動きの特徴ともいえます。スッと伸びたバレエダンサーの足に、憧れを抱く人は多いはず。「バレエをすると足が伸びる」という話もよく聞きますが、果たして本当なのでしょうか?

 

今回の記事では、使い方ひとつで変化するつま先の伸ばし方と足が伸びるストレッチの仕方、足の指の使い方について紹介します。

 

バレエダンサーの足ってどんなの?

バレエダンサーの足の甲は、高く、きれいなカーブを描いて伸びることが理想とされています。このようなことから「バレエダンサーの足」と聞くと、細い筆先のような尖った形を連想する方も多いでしょう。

 

しかし、細い筆先のように、足全体にギュッと強く力を入れて丸める力は、クセになってしまうと足首周りを固くし、伸びにくい足を作ってしまいます。バレエダンサーのきれいな足の形は、一時的に足全体に力を入れているのではなく、普段からストレッチや足裏の強化を行うことで作り出しているのです。

 

そのためバレエダンサーの足の裏は、バレエをしていない人に比べると鍛えられており、強くなっています。足の裏が鍛えられていることにより足先が綺麗に伸び、美しく高いジャンプなどを可能にしているのです。

 

足の指は「グー」ではなく「パー」

バレエダンサーの足を再現しようとすると、足の指を丸めて「グー」の形にしてしまう人がいます。しかし、足の指を丸めてしまうと足の裏の筋が引っ張られて委縮してしまい、美しい形に見えません。筋肉が硬直してしまうため、「足を伸ばす」ことが不可能になってしまいます。

 

バレエダンサーのようなきれいな足を再現するには、足の指を「グー」ではなく「パー」に広げることがポイント。足の指を広げることで、「母趾外転筋」と「小趾外転筋」という筋肉が働き、足首を安定させます。こうすることで、ルルヴェなどの姿勢でも足首がグラグラしにくくなるのです。

また「母趾外転筋」と「小趾外転筋」が働くことで、柔らかく伸びやすい足の甲を作ってくれます。

 

足の甲のストレッチ方法

足の甲は、正しい伸ばし方を繰り返すことでスッと伸びるようになります。

 

  1. 足の甲と足の裏をマッサージします。

  2. 足首をリラックスした状態で足の指を伸ばし、足首伸展ストレッチをします(つま先伸ばし)。

  3. 股関節と膝を動かさないようにして、足首を回します。

 

ポイントは、ただ足首を伸ばすのではなく、足首から足の甲にかけて手で刺激を入れることと、そしてこれを毎日行うことです。

また、足の裏をほぐすアイテムを使用することも効果的ですよ。

 

つま先を伸ばすストレッチ方法

足の指を開いて母趾外転筋と小趾外転筋を鍛えます。開くのが難しい方は、指で親指と小指をつまんで広げて行ってみてくださいね。

 

  1. 脚を伸ばして座った状態でも、仰向けでも、楽な姿勢をとりましょう。

  2. 息を吸いながら足の指を開けます。

  3. 息を吐きながら、ゆっくりと足の指を閉じます。

 

ポイントは、膝と足首に過剰な力が入っていない状態で行うこと。

力が入ってしまうと足の指が反り、短くなろうとする力が勝ってしまうので、親指と小指が真横に開くように意識しましょう。

 

正しいストレッチで伸びる足へ!

足首から先の関節は、動かし方を変えることで徐々に広がり、伸びる足へと変わっていきます。体が硬いから伸びない…と諦めてしまわず、ストレッチを毎日続けて美しく長い脚を目指しましょう。

 

ストレッチ方法などを動画で詳しく見たい場合には、スタジオマーティのYouTubeチャンネルがおすすめです。スタジオマーティのYouTubeチャンネルはこちらからアクセスできます。